昔あった糠の森公園

糠の森

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語り手 : 高橋壮介

阿部
今、「五本松」とか「糠の森」っていう、ね、地名が出てきましたけれども、そのへんのところをちょっと聞いていきたいなあと思いますが、「糠の森」っていうのは?

壯介
一説にはですね、これあのぅ伝説の中に出てくるんですけども、あの、武日(たけひ)長者って、去年、私たちが、その、話題になったその武日長者のつながりがある、金成町って宮城県の方に研修に行ってきましたけども、その関係のある糠の森というのは、武日長者が長い間捨てた糠で山ができたんだ、というような言い伝えがある、糠の森公園なんです。

阿部
公園なんですね?

壯介
公園、って、あの、ま、自分たちが遊ぶ場所として、俗称、公園公園、って言って。土俵もありましたし、遊具は一切ありませんけども、立木に縄をつけてブランコにしたりとか、いろいろ工夫して遊んでた場所なんですね。まあ、それはまあ、最後にはまあ、昭和32年にあのぅ削られて、あのぅ(今回震災で)被災にあった市役所(の庁舎を建設する際)の土台ですね、道路とかそういうものに使われましたけれども。(補足:糠の森は当時の市長が所有していたそうです。)私達が小学校六年生ぐらいまでは、主にその糠の森で遊んだ記憶があります。